ITエンジニア1年生のための まんがでわかるLinux コマンド&シェルスクリプト基礎編
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丁寧な解説の Linux コマンドの入門書です。全 37 話が収録されていて、各話のタイトルは「◯◯したい」というユースケースの形で統一されています。なので、目次を眺めてみて「わたしも、コマンドでこういうことがしたい!」「やり方を知りたい!」と思えるなら、助けになってくれる一冊だと思います。 ぼくの解釈では「漫画家が Linux をちょっとかじって書いてみました」ではなくて「がっつり Linux に触れている人が漫画の形で技術書を書きました」なので、解説されている内容についても安心できるでしょう。話と話の間のおまけページに収録されている「こぼれ話」も、ソフトウェアエンジニアの先輩が「ちなみに〜」と雑談の中で教えてくれそうな良質のコラムになっていて勉強になります。 文字ばかりの技術書よりも漫画の方が読みやすい、と感じる方にはぜひめくってみてほしいです!
余談
実際に書籍を手にとってみて「これ、ぜんぶ Piro さんが描いたんだよな…」と思って気が遠くなりました。ぼくは雑誌に寄稿するくらいの経験しかなく、単著で一冊を書き上げる人々のことを心から尊敬しているのですが、さらに漫画として成立させるだなんてどういうことなの…! ここまで Linux に通じていてここまで漫画を上手に描ける人は、世界広しと言えども結城洋志さんの他にはなかなかいないんじゃないでしょうか。かつて Piro さんが描いた 4 コマ漫画に登場させてもらったこともあるぼくとしては、このことをずっと自慢して生きていきたいと思います。 https://gyazo.com/b29f6aa6e61ec26f4dd9f71b5f6cb7f2
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